電磁界シミュレータを使うときに間違いやすい問題についてメモ代わりに記述する。
COMSOL RF Module Tips (COMSOL v5)
- メッシュのコピーを行なうときに複数選択が可能であるが、ソースエンティティ、ディスティネーションエンティティともに若い番号の順に並んでしまい思ったようにコピーできていないことがある。連続境界やフロケ境界を使う場合に注意。
- Linux板だと、ヘルプを表示するときに統合ブラウザが落ちる。設定で統合ブラウザをやめて、firefoxなどを使うようにする方がよい。Eclipseの統合ブラウザを使えるようにする解決法もあるが、成功していない。(v.5.2くらいから解消)
- COMSOLのSパラメーターは絶対値の二乗でパワーに関する量になる。屈折率が異なる媒質間を使っているときは注意。
- モデルを大幅に改造するときは、フィジックスノードを消してから行なった方がよい。途中で「仮想面がどうの」というエラーがでてそのまま保存すると、そのファイルが開けなくなることすらある。境界条件の番号の変更が原因か。
- 薄膜を計算する場合は遷移境界条件(Transition Boundary Condition)を使うと良い。
- Ubuntu 14.04でlmgrdを実行しようとしても実行できない場合はapt-get install lsbとすると解決する。
- COMSOL 5.0 Update 1 Linux versionでLicence error.
sudo mkdir -p /usr/tmp/.flexlm sudo chmod a+x /usr/local/comsol50/multiphysics/licence/glnxa64/LMCOMSOL
で修正。原因:ディレクトリがない。LMCOMSOLに実行権限がない。(tarで圧縮するときに付けておいてくれたらいいのに。)
- 励振ポートをSweepしたい場合は“Electromagnetic Waves, Frequency Domain (emw)のノードから“Port Sweep Settings”のセクションで“Activate port sweep” のオプションを使うと良い。
参考サイト